竹永みつえのお気に入り


[2003年7月のご紹介]

*沖縄戦 民衆の眼でとらえる「戦争」
  著 大城将保  高文研 2000年8月改訂版

   高校生が読んでもわかりやすいような内容にという作家の努力が伝わり、リアルに戦争が現実のものとしてせまってくる傑作。沖縄にただ観光に行くというひとにぜひ読んでもらい本当の沖縄を知ってもらいたい。


*ちひろ美術館物語

  著松本由里子  講談社初版 1994年8月

  絵本作家のいわさきちひろの美術館ができるまでのエピソードを館長でちひろの息子の妻である

松本由里子さんが書き下ろしている。日本の文化の継承のために、またちひろの絵から何を伝えるかそこのこだわる生き方が美術館を生み出した。いわば物語というより美術館をつくり継承するための戦いのエピソードのような気がした。


*働くこと育てること

  文と写真 落合由利子  草土文化 初版2001年


   それぞれの家族の子育てと働き方をレポートし写真と文章でつづっている。お父さんの子育て

  大家族の中の子育て、トラックの運転手のおかあちゃんの子育て・・・・などなど親の職業もいろいろ教師、保育士、劇団員・・・・生きること働くことそして家族のありかた、命を継承することなど

様々な家族のドラマから大事なことは何か伝わってくる本です、ぜひ家族で読んでそして自分たちの家族のストーリーを話し合ってみてください・・・・・


*お笑い創価学会信じるものは救われない

  佐高信とテリ―伊藤の対談集 光文社 初版2000年7月

  普通の人なら誰でも思っている疑問をぶつけている。(池田大作ってそんなにえらいの?」「政教分離は死語?」「創価学会は税金を払え」などなど・・・・また最後に創価学会の位置付けをオウムとおなじようにカルトだと言い切っている、どんないやがらせにもおびえず、この本が役立つようにと・・・もう洗脳されている信者には通じないかもしれないがその周りにいるフレンドと呼ばれる人々に実態を知って目をさましてもらいたいとのこと。まったく同感である。


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[2003年5月のご紹介]

1、J・Dサリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて

 野崎孝訳 白水社 950円初版1980年   

    竹永が読んだ時期・・・17歳(1980年の夏)

高校生のときから何度も繰り返し読みました。悩みながら自分に言い訳しながら生き抜く主人公。青春ってこんなものだーと妙に関心して読みました。それでも将来何になりたいかというところでは「崖っぷちのライ麦畑で子どもたちが楽しく遊んでいる、夢中になって崖から落ちそうになる子を僕がつかまえるのさ」と語る主人公に「そうそう人生これから、わたしたちはきっと誰かの役に立つためにいきてるんだ!」と共感。



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2、モンゴメリー著「赤毛のアン」シリーズ

 中村佐喜子訳  角川文庫544円   

     竹永が読んだ時期・・・1977年から81年まで 14歳からよみはじめて全シリーズ読破したのは17歳でした。1・赤毛のアン 2・アンの青春 3・アンの愛情 4・アンの幸福 5・アンの夢の家 6・アンの愛の家庭 7・虹の谷のアン 8・アンの娘リラ 9・アンの友だち 10・アンをめぐる人々

中学校から高校にかけて図書館にかよって全シリーズ読みきりました。うれしいこと、かなしいこと自分の言葉で表現するアンの様な女性になりたいと本気で思っていました。初給料で単行本だけど全シリーズそろえました。あとは本当にカナダに行ってグリーンゲイブルスや恋人たちの小道をこの目で見たーィ!!


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3.吉廣紀代子著「心を殴られたこどもたち」

 毎日新聞社 1500円(税別) 初版2002年

  竹永が読んだ時期  2002年夏 世界女性会議北京ジャック岡山集会で購入

DVをみて育った子どもたち。10の家族の物語を紹介しています。おとなになってもけして傷がいえていません。議員になって直接DVのご相談をうけるようになって今必死で勉強しています。これもそのうちの一冊です。

4、山崎豊子著「沈まぬ太陽」(1〜5)

新潮文庫 667円 2002年初版

    竹永が読んだ時期・2002年夏休み

航空会社で労働組合運動をしたことが理由で左遷され戦い続ける主人公。日本航空で本当にあったはなしです。モデルになった小倉貫太郎さんは亡くなってしまいましたが、どんな土地に左遷されようと前向きに不屈に戦い続けた方。また命をあずかる航空会社が営利主義に走るとどうなるかが良くわかりました。一人の人の生き様に勇気をもらう物語です。ぜひ必読!!

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5、河野義行著「妻よ」

 潮出出版 1200円(税別) 1998年初版

    竹永が読んだ時期 2002年6月 映画「日本の黒い夏」を見逃し原作本だと聞き読みました。

オウム真理教の松本サリン事件の被害者河野さんは犯人にまちがわれ、マスコミによる人権侵害、警察による冤罪など新たな2時被害をこうむりました。その河野さんの手記です。権力の恐ろしさ、また必死に介護して妻の澄子さんにだんだん反応がでてきたところなど、命の大切さを感じました。冤罪、マスコミなどいろんなことが考えられた事件でした。

6、堂野博之著「あかね色の空を見たよ」

 高文研 1998年 1300円(税別)

   1999年映画上映運動にかかわり読む。

5年間の不登校からたちあがった堂野さんの手記です。映画になったのでご存知の方多いはず!子どもの気持ちがわからなくなったときに読み返す本です。


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7、旭爪あかね著「稲の旋律」

新日本出版社 2002年4月初版  1800円(税別)

   竹永が読んだ時期・・・2001年9月から2002年2月まで新聞赤旗日刊紙に連載され毎日楽しみに読む。4月に出版されすぐ購読紙再読しんぶん赤旗に連載されていた小説です。

しんぶん赤旗に連載されていた小説です。引きこもりの少女が文通をとおして外の世界と接触し心を開き、立ち直っていく話です。人とのつながり、自然との共生なしには人は生きられないそんなことをあらためて感じるお話です。

8、不破哲三著「地方政治と議員活動」

新日本出版社 1998年初版 1800円(税別)

     竹永が読んだ時期・・・99年当選後5月

地方自治体は住民の福祉の向上と健康の増進のためにある。当たり前の原点にたちかえれる本です。いつも住民とともに、住民の利益を第一に。肝に銘じて頑張ります!

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9、寺町みどり著「市民派議員になるための本」

学陽書房 2400円(税別) 2002年10月初版

     竹永が読んだ時期・・・2002年12月、立候補から事務所運営の事まで書いてあるので事務所開きをする前にも参考にしました

岐阜県のあるまちの市民派町会議員が書いた本。議員1年生の私にとってはありがたいマニュアル本でした。この寺町さんは徹底していて議員バッチはつけない、先生と呼ばないでを貫いています。ただ大きな住民を見る視点に立てるのはやはり不破さんの本のほうがためになりました。

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