宮城県立子ども病院を視察

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とにかく、子どもの視点に立ってソフトもハードも考えたという病院設計。

こどもが病院を怖がらないように、職員はすべて私服。ドクターもナースもTシャツにジーパンという感じ・・

ここが受け付けフロアーですが、まるでテーマパークみたいでしょ?

ロビーは魔法の広場と呼ばれており、憩いの場所となっています。

左のお菓子の家の形をしたものなんだかわかりますか?エレベーターです。

ここでもうひとつ立派な取り組みは、外来患者にすべて、PHSをわたし、順番がきたら電話するとのこと、病院内ならどこにいてもいい、待つのも苦痛ではありません。病院内には子供向けに図書館やおもちゃコーナーなどが随所にあるので、子どもたちも退屈しません。

なにより、病院内で大きな声や放送で「〜様」と呼ばれることもなくプライバシーも守られます。

壁もまるでチボリ公園、なんだか大人の私もうきうきするような気分になります。玄関前でパチリ!

写真1
写真2
写真3

写真1・病室は個室と4人部屋。個室もすべてのベットサイドに窓があり自分の空間を保障できるようになっています。

写真2.長期入院の子どもには教育の保障を。県立養護学校の分校として院内教室があります。

写真3.庭も雨でも歩けるように屋根がついています。

クワイエットルームです。患者会、特に保護者からの要望で出来た部屋です。「思い切り泣ける場所がほしい」「ひとりきりで考える場所がほしい」との切実な願いが実りました

子どもの権利がうたわれている病院の理念です。

子どもの立場に立ったとりくみとして、アメリカのプログラム研修を受けたチャイルドコーデイネーターがいて、手術への不安を取り除くためのインフォームドコンセントの徹底を子どもの立場に立っておこなわれているそうです。

病院の隣に、マクドナルド財団が立てたホームがあります。長期入院者や手術のときの待機のための宿泊施設です。一泊1000円で泊まれます。ご飯は基本的に自炊です。ボランテイアの方の援助でなりたっています。