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福田英子顕彰碑の移設運動にとりくんで

(1) 県母親連絡会の元会長・豊田文子さんの「思い残し切符」 豊田文子さんは長年、県母親連絡会会長として活躍された女性運動の大先輩である。若いころ治安維持法のもとで不当な拷問の体験者である。かつて私は「モグラの唄」で知られる地下鉄争議の闘いの話をきいた。(労働学校の記念講演だったと思う)

その講演の際、「崎本さん、福田英子の碑を山奥から生誕地の町中へ移したいの」と相談された。そうして、私は豊田さんからの「切符」を受けとった。その後、豊田さんが亡くなり、その切符は「思い残しの切符」をなって私の手に残った。

「これは、どうしても実現しなくては・・・!」と決意し、議会で福田英子さんのことや碑の移設を取り上げたのが3年前(2002年)の6月議会だった。その時の市長の答弁は「市民の盛り上がりを見て・・・」 それならば市民運動を・・・!と思うがなかなかうまくいかない。運動はいつも直線ばかりではない。川の流れのごとく蛇行するが必ず大河となる。

(2) 治安維持同盟の皆さんとともに本格的に「移設する会」ができ、それから募金集めがはじまった。大先輩が、体の不調をおして活躍される姿をみて、私も事務局として縁の下でがんばった。

市公園緑地部との調整、地元調整、市長への要請、そして募金集め・・・。

1番大切なのは「福田英子」という人を知ってもらうことだ。パネル展を4回企画。市民協働事業で講演会も成功。マスコミも関心をもって報道していただいた。マスコミの力は大きい。40年前にかかわられた人々からの反応があった。

(3) ついに6月19日除幕式 東京からひ孫の福田博さん。40年前の建設時の事務局長・宗政若子さん、岡大名誉教授の宮本隆先生なども参加をしていただき、市長や議会代表も加わって盛大で感動的な除幕式が実現。

懇談会で感涙にむせぶ皆さんの姿をみて、豊田文子さんから受けとった「思い残しの切符」の決着がついたと空を見上げた。

(4) これからがスタート! 140年前に岡山市に生まれ、信念をもって闘いつづけ生きぬいた福田英子さん(旧姓 景山英子)。6月26日に井久保先生の語る「英子の生涯」をあらためて思った。今度は「福田英子顕彰会」をつくり(10月5日の誕生日に発足めざす)「福田英子賞」を創設して、女性も男性も1人の人としてその人らしく生きぬける社会づくりを後押ししたいと決意した。さあ、これから第2ステージのスタートだ!
おわりに  今、英子が生きていたら、毎日どれほどのエネルギーで闘っているだろうか。空の方から「男女平等を明記した憲法を生かしてよい社会に!」「平和と人権は何としても守るのよ。今、女性ががんばる時よ!」と偉大な先輩たちの声が聞こえるようだ。

岡山とは「社会にシッカリかかわって生きる女性」のエネルギーの脈々と流れているところなのだ 

先人がいてこそ今がある! この社会を少しでも前に進めて娘たちにバトンタッチしたいと思っている。

UP 2005年6月29日



「崎本とし子のまちづくりニュース」Web版

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