娘たちに
アリス・ウォーカー著 柳沢由美子訳 集英社 ¥2000
「カラーパープル」でピューリッツアー賞受賞の女性作家。人権・環境活動家でもあるアリスのエッセイ集。ガーナの青年の言葉「アリス、世界中の女性たちが安心と感じたらこの世は安全な場所になるということだよ」を忘れないという彼女の熱い言葉にふれてほしい。
人間になれない子どもたち 現代子育ての落し穴
清川輝基著 竢o版社 2003年4月発行 ¥1500
この半世紀の間に、日本の子どもたちにどんな変化が起きているのか。子どもの体がおかしい。視力の低下、筋力の低下、コントロールできない感情、自律神経の失調……。体を思いっきり使わないゲーム、テレビなどの環境の中で、前頭前野の発達障害が指摘されています。「2歳まではビデオもテレビも見せないで!」とのメッセージ。子どもに原っぱと遊ぶ時間をとりもどそうと呼びかける。
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命さえ忘れなきゃ
朴慶南(パク・キョンナム)著 岩波書店 1997年発行 \1900
この世に生を受けた以上、命は輝くものでありたい。差別、いじめ、レイプ、暴力、戦争など人間としての尊厳を傷つけることは許さない。「二つの生命」を守ろうと呼びかける熱のこもったエッセイ集。おすすめです。元気でるヨ!
愛と怒り闘う勇気
松井やより著 岩波書店 2003年4月発行 ¥1800
2000年の女性国際戦犯法廷を知っていますか。はじめての朝日新聞の女性記者として、いつも弱者の視点を貫いた人生です。がんの病床で最期までつづった未来に向けての渾身のメッセージ。
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