岡山市総合政策審議会都市・交通部会を傍聴して


カネボウ跡地活用方針も議題のひとつに

1月28日に総合政策審議会都市・交通部会が開催されました。今回は3つの議案がありそのうちの一つがカネボウ跡地活用方針についてです。これは絶対傍聴しなければ!と決意高く傍聴しました。

市当局からは、先日発表のあった、官民にわけて民の上限は4ヘクタールで賑わいの創出できる商業施設を民間主導で決めてもらう方向が提案されました。また公共ゾーンは西大寺支所の老朽化やニーズのある図書館などを西大寺支所としては望んでいるとのこと。

その提案をうけて委員からは、「いまさら商業施設といっても無理があるのではないか?」「津山市や玉野市など失敗の例が続いている、発想を変えたほうがいいのでは?」などの質問や意見が出ました。それに対して市当局は「一応この提案は地元の方々が参加した検討委員会の5つの提言書に基づいているもので、地元の総意です、いまさらはじめから検討をといわれても困る、また民間部分は税金はまったく投入せず民間に土地を貸すだけで任せる方向ですのでけして津山や玉野のようにはならないと思う、PFIでやればできると考えます」との答弁がありました。

さらに委員からは「50年後、100年後を見越したまちづくりが必要、そのためには緑との共生や人がつどうような森のある公園がいいのでは、西大寺の森公園のイメージ、外国ではどこでもりっぱな公園がある、東京の明治神宮のような公園、ああいうイメージで」などの意見が相次ぎました。私も議会では緑の公園と空地そして図書館などの文化施設と提案してきたので、聞いていて同感だと思いました。

マスコミ関係の委員は「取材していてももう一度訪れたいと思うところは立派な施設のあるところでなくその町の自然や歴史がのこっているところだ」との意見に私も以前訪れた、福山市鞆の浦のようなそのままの歩いて楽しめるまちがもう一度行きたいまちだと実感したので、「そうだ!」とおもわず声にだしていました。しかし西大寺の商工会議所の委員が「いまさらもとにもどすといわれても地元調整に尽力いただいた支所のみなさんにも気の毒な話、とにかく何かしないと前にすすまない、プロポーザル公募だけでも」との意見に、市当局も「もう一度はじめからというのは大変な話だ」と答弁、それを受けて部会長は「地元の意見も尊重しなければいけないがもういちど検討してほしいという意見が委員の大半なのでそのこともうけとめていただきたい」とまとめました。

今日の結論にはならず、審議会も認めていないのであれば、すぐプロポーザル公募ということにはならないかもしれません、まとまらないうちに、地域のみなさんと「森公園」の要望をだす運動をしたいと傍聴して思いました。みなさんもぜひご意見をお聞かせください。

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