11日と14日の2日間のみが私の夏休み。14日は法事なので・・・私の自由に使える日はこの一日だけ・・・こっそり一人旅に出ようと思っていましたが、娘にばれて連れて行くはめになりました。娘と日帰り旅行に福山市鞆の浦へ。
古い町並みが残っています、タイムスリップしたような町です。

鞆の浦の商家です。

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あの養命酒発祥の地。保命酒といわれる酒蔵や酒屋さんが並んでいます。創業300年の保命酒の酒屋さん。

ここも保命酒の酒屋さんです。

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入江保命酒店では蔵を展示館にしています。ふるいものがたくさんありました。水戸黄門のロケもきてここに残っているとっくりだとかを使ったと店主がはなしてくださいました。

鞆の浦には 12カ所足利氏や源平合戦由来の寺があります。気候がよかったら自転車ですべてまわればいいのですが、暑さにまけて観光タクシーをたのみました。
ここは安国寺です。

沼名前神社です。京都の八坂神社と同列だとか、由緒ある神社だそうです。

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沼名前神社には国の重要文化財の能舞台が残っています。毎年薪能が行われています。

鞆の浦のキャッチコピー
「めまぐるしく変わる時代のスピードに疲れをかんじていませんか?時代と共に変わる人の生き方を教えてくれる場所」です。この町並み、石畳歩いているだけで時代の中に生きていた人々の息吹を感じ癒されました。

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太田家屋敷跡1)ここも従業員30人もいたという大きな酒蔵。
当時の様子を再現しています。保命酒につかわれていた薬草や実です。大きなそろばんは、お客さんと値踏みをするためのもの。

太田家屋敷跡2)酒をつくっていた蔵の中です。麹をつくるこの重い石の作業が大変そうです。

太田家屋敷跡3)酒蔵の2階の窓からみた屋敷の全体像430坪あるそうです。

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太田家屋敷跡4)お茶室と庭です。

太田家屋敷跡5)
大広間、今で言うと 17LDKだとか・・・

太田家屋敷跡6)
酒蔵を外から見た様子。重要文化財に指定され9億かけてなおしたそうです。

太田家屋敷跡7)
もともとは堺の商人だったという店主。当時にしてはハイカラなお風呂が残っています。

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常夜塔です。四国までこの光が見えたそうです。

町全体が、のどかな漁師町という感じです。

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いろは丸展示館1)
1867年4月、坂本竜馬と海援隊がのっていたいろは丸が衝突事故をおこし沈没。竜馬と海援隊は鞆の浦へ上陸。升屋清右衛門宅へ宿泊していた。当時は唐人船が沈んだという噂になっていたそうです。1988年いろは丸が引き上げられ事実が次々判明されたそうです

いろは丸展示館2)
再現された隠れやでは、竜馬が迎えてくれます。

海潮山 磐台寺 阿伏兎観音です。
海食崖月尽く沼隈半島の南端にある観音堂1570年のもの。すぐしたが海で立っているとほんとうに崖っぷちという感じ。

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阿伏兎観音2)です。
海には本物のエイが泳いでいるのが見えて感動。娘が「水族館でしかみたことがなかった」と大喜び。運転手さん曰く「何度もつったことあるよ」とのこと。おどろきです。

対仙酔楼1)
儒学者 頼山陽が鞆の浦のここ、対仙酔楼に滞在し日本外史を書いたそうです。

対仙酔楼2)
ここから見える仙酔島です。頼山陽はこの景色をみて「これからの日本はどうすればよくなるのか」と考えたそうです。

以上、鞆の浦日帰り旅行でした。
高速で約2時間。高速代や食事、観光タクシー含め一人5000円で楽しめる旅でした。時間の余裕のある方は一日鞆の浦で観光し、仙酔島に渡り宿泊し温泉を楽しむ方法もあります。
仙酔島のキャッチコピーは「何のために生まれてきたかを気づかせてくれる島」だそうです。自然の美しさとありのままの歴史が一番。そんな町です。ちょっとの息抜きにオススメの場所です。
西大寺の五福通りや観音院まわりもこんな風にできたら・・・」
帰りはもう仕事の頭でした。